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冷間鍛造とは

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アルミニウムの特性

アルミニウムは、発見されてから200年あまりの「新しい金属」です。
鉄や銅と比較して多くの優れた特性を持っており、現代のものづくりにおいて、可能性に満ちた素材として注目されています。

ABOUT ALUMINUM

  1. 軽量(鉄や銅の約1/3の軽さ)

    アルミニウムの比重は2.7で、鉄(7.8)や銅(8.9)の
    約1/3という圧倒的な軽さが最大の特徴です。

    軽量
    • 飛行機

      効率の向上

      自動車や航空機などの部品に使用され、軽量化を実現。機械の高速回転や往復運動の効率を高めます。

    • 省エネ

      省エネ・環境対応

      製品が軽量化されることで、輸送時や稼働時のエネルギー消費を抑え、CO₂排出量削減など環境負荷の低減に直結します。

  2. 加工&リサイクルしやすい

    塑性加工性に優れ、複雑な形状へも容易に成形可能。
    融点が低いためリサイクルしやすい。

    加工&リサイクル
    • 形状

      自由な形状

      紙のような薄い箔への圧延や複雑な断面形状への押出など、用途に応じた多彩な加工に対応できる柔軟な素材です。

    • 適している

      高い加工精度

      切削などの機械加工もしやすく、ミクロン単位のシビアな寸法精度が求められる精密部品の製造に適しています。

    • サステナビリティ

      サステナビリティ

      新地金の製造に比べ、わずか数%のエネルギーで再生可能。持続可能な社会に貢献するエコな金属です。

  3. 熱や電気を通しやすい

    熱や電気を伝える能力が他の金属と比べて高く、
    エネルギー効率を向上させます。
    「軽さ」と「伝導性」を兼ね備えており、
    電気・電子機器においても、他の金属にはない魅力があります。

    ヒートシンク
    • 熱

      優れた熱伝導性

      熱伝導率は鉄の約3倍と高く、熱を素早く伝え、急速に冷える特性から、エンジン関連部品や電子機器のヒートシンク(放熱部品)に最適です。

    • 導電性

      高い導電性

      銅と比較すると、同じ重さで約2倍の電流を流すことが可能。高圧送電線や配電部品など、電気・電子分野でも活躍します。

アルミ冷間鍛造のメリット

アルミ冷間鍛造とは、常温でアルミニウム合金に強大な圧力を加え、金型内で塑性変形させて成形する技術です。
金属を「鍛えて造る」ことで、素材本来の性質を引き出し、高精度・高強度な製品を効率的に生み出します 。

ALUMINUM FORGING

  1. 圧倒的な生産性と
    コストパフォーマンス

    冷間鍛造は、高い生産効率と経済的な材料利用を
    同時に実現し、製造コストの最適化に大きく貢献します。

    生産部材
    • 効率

      高い生産効率

      複数の工程を要する複雑な形状も、金型を用いたプレス加工により素早く成形可能です。製造時間を短縮できるため、安定した品質を保ちながら、月産数百万個の大ロット生産にも対応します。

    • ニアネットシェイプ

      ニアネットシェイプ

      最終製品に近い「ニアネットシェイプ」で成形するため、切削加工の削りしろや熱間鍛造の余肉を抑えられます。材料の無駄を省き、後工程を減らして、トータルコストの削減に貢献します。

    • 金型

      安価な金型費用

      大掛かりな冷却機構を要するダイカストや熱間鍛造に比べ、金型構造がシンプルで安価に製作できます。初期費用を抑えられるだけでなく、熱による劣化がないため金型寿命も長く、経済的です。

  2. 「強さと軽さ」を両立する
    高品質

    優れた「塑性加工性」を持ち、
    環境負荷が低いことも大きな強みです。

    加工品
    • メタルフロー

      メタルフロー

      強い圧力で圧縮することで金属組織が緻密になる「加工硬化」に加え、内部に金属の繊維である「ファイバーフロー(鍛流線)」が形成されます。これにより、高い疲労強度と耐久性が得られます。

    • 内部欠陥の解消

      内部欠陥(巣穴)の解消

      金属を溶かして流し込む鋳造とは異なり、固体のまま圧力をかけて成形します。そのため、強度の低下や液漏れといったトラブルの原因となる内部欠陥「巣穴(気泡)」が原理的に発生しません。

    • 薄肉・軽量化

      薄肉・軽量化の追求

      冷間鍛造によって素材の強度が向上するため、要求される強度を確保しつつ、製品の肉厚を薄くすることが可能。切削や鋳造に比べて、より軽量でコンパクトな製品設計を実現します。

  3. 精密かつ多彩な成形能力

    ミクロン単位の寸法公差から、
    他の工法では困難な長尺品まで、
    幅広い形状ニーズに高精度で応えます。

    成形
    • ミクロン

      ミクロン単位の寸法精度

      精密金型技術と高度なプレス制御により、高い寸法精度を誇ります。製品の形状や大きさにもよりますが、10〜100μmというミクロン単位のシビアな寸法公差を実現可能です。

    • 複雑形状

      複雑形状を成形

      切削加工では難しい複雑な形状の成形だけでなく、美しい表面仕上がりも冷間鍛造の強みです。後工程での研磨や表面処理が不要になるほど、滑らかで光沢のある製品表面を一体成形で生み出します。

    • 長尺・大径品

      長尺・大径品の対応

      国内最大級の設備と独自のシゴキ加工技術により、ダイカストではできない抜き勾配のない「ノンドラフト形状」や、全長が直径の10倍を超えるような長尺・大径品の安定した量産を可能にします。